株式会社東海プロセスサービス 代表取締役会長 成瀬 正 1番の思い株式会社東海プロセスサービス 代表取締役会長 成瀬 正 1番の思い

信頼を得て人生で成功するために、人格形成を通して、真の学力をあげる。

私が志門塾開塾に関わったきっかけは、父が事業で失敗し、夢であった司法試験への挑戦を断念したことからでした。倒産し、借金を背負った父。当時私は、父の不甲斐なさをなじりました。しかし私は、心から悔やんでいます。事業に失敗はしましたが、私や家族のために一生懸命働き、一番世話になった父。なぜ当時の私はそんな父に対し、ねぎらいの言葉も、優しい言葉の一つもかけてやれなかったのか。子として、最も感謝しなければならない親を非難する。これこそ「自立」できていなかった私の、人生最大の愚行でありました。人を非難したり、言い訳をするのは、人として「自立」できていない証拠だと思います。私はその行為を今も反省し、自分が関わったすべての人に対して「感謝の心」を常に忘れないように心がけてきました。

今から10年以上も前のことです。私どもの力不足で、残念ながら志望校を不合格になった塾生から、一通の手紙をもらいました。その手紙に書き綴られた、勉強を頑張ることの本当の意味、目標に挑戦するプロセスの大切さ、自分に関わり応援してくれた人への感謝の気持ちに、強く胸を打たれました。結果は残念なものだったけれど、彼女は、本当の意味で受験勉強を通じて自分が人間的成長を遂げたことを誇りに思う、と力強く語っていました。私は今も、その手紙を読み返すたび、涙があふれます。その生徒から自立した心の偉大さを感じ、宝物とも言うべき言葉の一つひとつに後押しされながら、受験を通して何を得るのか、いかに心を成長させることが大切かを学ばせてもらいました。

塾講師という私の天職を通じて一つ、確信が持てたことがあります。それは“大人が逃げずに真剣に関われば子どもたちは学力も、人間力も、大きく成長する”ということです。子どもたちが教えてくれたこの実感から「人格形成で、学力向上をめざす」という理念が形づくられたのです。